learning steps
グラフィックファシリテーションの学びは、外付けの知識や方法論などの「やり方」を教わるにとどまりません。自分らしさを見出し、ファシリテーターとしての「あり方」を磨いていく内容です。
それは、自分自身の中に眠る「未開拓な自分の要素や力」を拓いていく探求の旅。
なぜなら、グラフィックファシリテーションには、「話し合い」をより豊かで面白いものに変えてくれる「魔法」のような側面があります。「魔法」を使えるようになるのは、そう簡単ではありません。
短期間で効率的に、わかりやすく身につけられるものではないからこそ、学んだ人から「目から鱗」「雷に打たれたようなインパクト」「これしかない」と声が寄せられるのが、グラフィックファシリテーションです。
グラフィックファシリテーション協会では、 大きく5つのステップで、グラフィックファシリテーションの学びと実践を後押しし、プロフェッショナルを育成しています。
もちろん、探求の旅を一気に進める必要はありません。 体験会、基礎編、アドバンス編、実践編、プロコースと、学びたい人の目的やタイミングに合わせて探求できる構成になっています。
グラフィックファシリテーションのある場を体験し、 「話し合い」は、もっと自由で楽しい! 深くて、たくさんの可能性があるんだ!と感じていただくための入門編。 正解のない問いや、簡単には答えが見つからない問いを話し合う、「短時間で効率よく決める」とは全く違う対話体験が、あなたの新しい扉を開くかもしれません。 一般社団法人グラフィックファシリテーション協会・代表理事の山田夏子が、グラフィックファシリテーションを使った場づくりを実践します。
*グラフィックファシリテーション講座の基礎編・アドバンス編・実践編の受講有無や受講順に関係なく、どなたでもお申込みいただけます。
話し合いの参加者が主体的に合意するには、何を描く必要があるか。グラフィックファシリテーションのメカニズムを学びます。
ファシリテーションとは何か、なぜグラフィックを使うのか、 主体性を育むための「対話」と「議論」の違いはどこにあるのか、など日常の会議との違いを、ワークを交えながら体感として理解を深めていきます。 絵が苦手でも大丈夫! 人前で描くハードルを下げるための基礎的なポイントも押さえていきます。
話し合いの「答え」は、どこにあるのでしょう? ファシリテーターが持っているのでしょうか? いいえ、話し合いの答えは「場」にあります。 場を感じとるために必要な、ファシリテーター自身の「感性」を拓いていくのが、アドバンス編です。
大人になるにつれて「感性の毛穴」を詰まらせてしまう人も多くみられる現代なので、たくさんの表現ワークを通じて、本来自分に備わっている「感性」を取り戻し、場から感じとったものを、表わせるようトレーニングしていきます。
いよいよ、グラフィックファシリテーションを使って、 実際に対話の場づくり・ファシリテーションを実践してみましょう!
良いファシリテーションを行っていくには、話し合いの参加者としての体験と、ファシリテーターとしての場づくりの体験、その”両面”の経験を増やし、その幅を広げていくことが重要です。
お互いにフィードバックし合うことでファシリテーターとしての筋力を上げる、実践的なトレーニングです。
*実践編は、繰り返し参加できます。
変革したい/合意したい/響かせたい/あぶり出したい グラフィックファシリテーションを使って、自分が創り出したい未来を描き、 そのための力を養うプロコース。
個人の学びに閉じるのでなく、プロコース参加者が一つの共同体(コミュニティ社会)となって自分たちの関係性を取り扱いながら進めます。リアルな生きた学びを紡ぐ、有機的で生成的な1年間のプログラムです。
プロフェッショナルとして場に臨むための場づくりや、対話の機会を自ら生み出すところから実践的に始めていきます。 美術家と共に創るアート合宿や、スーパーバイザーによる実践指導などを交えた多彩なプログラムを通して、自分を見つめ、これまで自己を縛っていた観念を解き放っていくことで、純粋な自分らしさや、ファシリテーターとしてのあり方を見出していきます。
この1年を新たなスタートに、プロとしてのファシリテーター道の探求の旅が始まります。
グラフィックファシリテーション協会の元には、グラフィックファシリテーションの実施を相談したい、プロを派遣してほしい、社内で育成してほしいと、日々たくさんのお声をいただいています。その件数は年々増え、ご相談の内容は多岐にわたっています。
世の中の変化があまりに激しいことが、その背景にあるでしょう。 この目まぐるしい変化に、対処対応しているのでは間に合わない状態です。だからこそ、企業や団体もこの変化の渦に巻き込まれてしまわないよう自分達の軸を持つべく、ビジョンやパーパスをつくろう、見直そうとの動きが盛んになっています。
関わる社員やメンバーの一人ひとりがこの軸を主体的に捉え、 一人では成し得ない未来を共に創りあげられるよう「共創」の必要性も叫ばれています。
しかしながら、人と「共創」していくことは簡単ではありません。暗黙知や思い込み、アンコンシャスバイアス、価値観など、個人や組織の中の「無自覚な前提」が共有されないことで、信頼関係にヒビが入り、私たちの「共創」は阻まれてしまうのです。
だからこそ、絵や線や色を使って「無自覚」な意識をあぶり出し、見える化することで「自覚」を促す。そして、その場の人たちの主体性を育むことで「共創」へとそっと背中を押す。 そんなファシリテーターが求められているのだと思います。
例えば、あなたの組織や地域に「人や組織が見ないようにして、無いことにしている『葛藤や対立』をグラフィックをもちいて明らかにし、取り扱えるファシリテーター」がいたら、その場に、小さな変化の兆しが芽生えると思いませんか?
対立や葛藤が悪いのではありません。 人は、一人ひとり違う性格や価値観、背景を持っているため、対立や葛藤が生まれるのは自然なことです。 人や組織の関係性に悪影響をおよぼすのは、対立や葛藤そのものではなく、対立や葛藤を見ないふりをして、そのままにしておくことから起きる過度な緊張や不安、不信、恐れなど、一人ひとりの「安心できていない心持ち」。
グラフィックファシリテーション協会では、「無自覚」な意識をあぶり出し、見える化することで「自覚」を促し、立ち現れた葛藤や対立を恐れずに取り扱える、ファシリテーターを育成しています。 グラフィックファシリテーション協会の認定プロフェショナルたちは、さまざまな組織や地域の葛藤や対立を紐解き、参加者の主体的を育む共創プロセスに伴走しています。
グラフィックファシリテーション協会では、 個人の中に眠る「3つの要素/9項目の力」を拓き育むことを土台に、グラフィックファシリテーションのプロフェッショナルを育成・認定しています。
認定プロフェッショルは、「3つの要素/9項目の力」について、自ら育み、高め、広げることを意識し、グラフィックファシリテーションのプロフェッショナルとしての「あり方」を常にふりかえり、話し合いの場から学び続けることを大切にしています。
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グラフィックファシリテーション協会では、認定講座を通じて、グラフィックファシリテーションのプロフェッショナルを育成しています。基礎から段階を経て、身につけることができるので、ご興味をお持ちの方は、ぜひ開催日程等をご確認ください。
グラフィックファシリテーションに関心を寄せていただき、ありがとうございます。グラフィックファシリテーションを用いたワークショップの企画・実施、イベント出演、取材など、ご依頼やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。内容を確認の上、担当よりご返信いたします。